カーマニアのドライビングテクニック

直線路でのスポーツ走行

加速の必要性が予想された時点でシフトダウンしてトルクゾーン 下半域にエンジン回転をおき、加速開始に備えます。
前方の状況によって減速する場合にはブレーキングを行うと ともに減速し終わった時点ででの走行速度でトルクゾーン 下半域に入るギアにダウンします。

自分の自動車がもっともパワーを発揮するトルクゾーンを フルに活用するわけです。当然ですが、それを知っておかないと 活用することもできません。 オートマでも同様でスポーツ走行時にはマニュアル操作で シフトダウンし、次の加速に備えます。
普通のミッション車は最高速度は４速で出るように設定されており、 ５速では期待しないのが基本です。 なお、ＡＴ車ではオーバードライブ解除状態のＤ（ドライブ）で 最高速度が出るのが一般的です。

高速走行のレーンチェンジなどの進路変更では前方車が存在する 場合、擬似的にＳ字状のコーナリングとみなせます。そのため、 急激な操舵を行うと直進しようとする強い慣性力や急激に 立ち上がるヨーレイト（横への回転慣性力）によって強い振動を 引き起こしたり、高速になればなるほど路面へのグリップ限界 に差し掛かってコースアウトになってしまいます。 （追い越し車線の外側に振られる形）

高速になればなるほど、ステアリングの操作は緩やかに行なって 急激な姿勢変化を抑える必要があり、愛車のグリップ限界等も 熟知しておけば持てる力の最大のステアリング操作も出来るように なります。