カーマニアのドライビングテクニック

タイヤに関するチューニングの方法

グリップ力を向上させるには、タイヤの表面部部に柔らかい コンパウンドゴム材を使い、接地面を広くすればよのですが、 タイヤ表面がソフトになればなるほど、操舵のレスポンスは 失われていきます。 そういったタイヤは高いスピード域での滑りが大きく、 コーナーリングでのコントロール幅が狭いものです。

幅広で径の大きい、タイヤになるほど重量が増しますので、 スピードを出したときの路面追従性が失われます。

ハイグリップ一辺倒のタイヤはグリップの良さがかえって ステア特性のアンダーステアが強められてしまうので パワードリフトを起こせないデメリットもあります。 良く考えるとわかると思いますが、路面にタイヤが食い込むと ハンドルが切れなくなる原理と同じです。

操舵のレスポンスはタイヤの側面（サイドウォール）を 上げれば向上します。 サスペンションの硬さにもよりますが、同時に路面情報 の伝達率も向上します。 しかし乗り心地や路面の追従性を劣化させてしまうのが 難点です。

一般にタイヤの同一銘柄にはグリップ重視タイプとレスポンス重視 タイプが用意されており、一概にどちらがいいとはいえず、 選択は信頼のおけるショップのアドバイスに従うのがベストです。

換装に際してあはグリップ力が高いほどサスペンション系統を固める 必要が出て、またアライメントの取り直しやサイズを変えるので あれば速度計の調整対策が必要となってきます。

エア圧の調整はエア圧を高くすると走行抵抗が下がり、ステアレスポンス が上がりますが、高くしすぎると路面に凹凸の多い公道では路面の 追従性を悪化させてしまいます。 また前後のエア圧に差があると車体の挙動が変わるので 管理は注意をしたい点です。

タイヤは一皮むけるまではポテンシャルが発揮されませんので 最初はならし運転をかならず行います。 およそ100km前後の低速の走りを行います。 また交換後は